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    2017-11

    「オランダへようこそ」 - 2014.02.20 Thu

    以前より交流させていただいているブロ友さんがいます。
    そのブロ友さんが紹介されていた
    「オランダに来ました」という記事(→コチラ)。

    アメリカのダウン症児のお母さんが、
    親の会のパンフレットのために1987年に作った文章だそうです。

    これを読むたびに涙が抑えきれません。
    その後、必ず力をもらいます。

    なので、ここでもぜひご紹介させていただこうと思いました。



    「オランダへようこそ」(訳文)

    障害をもった子どもを育てた経験を話してほしいと頼まれることがよくあります。

    障害をもった子を育てるというユニークな経験をしたことがない人が、

    それがどういうことかを理解できるように、

    またどのような気持ちだったかを想像できるようにと・・・それは、こんな感じです・・・


    赤ちゃんができたとわかった時は、イタリアへの素晴しいバカンスを計画しているような気持ちです。

    あなたはガイドブックを何冊も買い、素敵な計画を立てるでしょう。

    コロッセウム遺跡、ミケランジェロのダビデ像、ベニスでのゴンドラ・・・

    旅に必要なイタリア語もいくつか覚えるでしょう。

    準備のすべてが、とてもエキサイティングです。

    こんな待ちわびた月日を過ごした後に、その日はついにやってきます。

    荷造りをして、そして出発するのです。

    何時間かたつと、飛行機は着陸します。CAがやってきて、こう言うのです。

    「オランダへようこそ。」

    「オランダ?」とあなたは言います。

    「オランダってどういうこと??イタリア行きのチケットを買ったのに!

    イタリアに着いたと思ったのに。イタリアに行くのが、ずっと夢だったのに。」

    フライトプランは変更されてしまったのです。

    飛行機はオランダに着陸していました。

    あなたは、オランダで過ごさなければならなくなりました。

    今、大事なことは、

    あなたは、恐ろしくて、いやな場所に連れて来られたということではないということです。

    ただ、ちょっと行先が違っていただけなのです。

    だから、あなたは、街に出て新しいガイドブックを買わなければなりません。

    そして、新しい言葉を覚えなければいけません。

    今までなら出会わなかったような人々に出会うことでしょう。

    ただ、ちょっと場所が違っていただけなのです。

    ここは、イタリアよりゆったりしたペースの、イタリアほど派手ではない所です。

    でも、何日かここで過ごし、深呼吸をして、まわりを見回すと‥‥

    ここには風車小屋があるのに気付き、そしてチューリップが咲いていることにも気付きます。

    ここにはレンブラントの絵もあるのです。

    あなたの周りのだれもが、忙しいイタリア旅行に行き、

    だれもが、イタリアでいかに素晴しい時間を過ごしたかについて自慢するでしょう。

    あなたはその後の人生の間中、

    「そう、そこが私が行こうとしていた所なんだ。」

    「それが私が計画していたことなんだ。」と言うでしょう。

    そのような苦しみは、決して消えることはないでしょう。

    なぜなら、その夢がなくなってしまったのは、確かなことだからです。

    しかし‥‥もし、あなたの人生をイタリアに行けなかったと嘆くことに費やすなら、

    あなたは、オランダでの特別なこと、とても素敵なことを自由に楽しむことは決してできないでしょう。
        


    この文章に初めて接した時、

    「イタリアを恋い憧れて苦しんだ時期がありました。
     今もまだそんな気持ちが時に顔を出します。
     だけど、オランダも大好きになりました。
     オランダのいいところ、いっぱい言えます。」

    私はこんな感想を残しました。

    今も、その気持ちはものの見事に変わっていません。
    時々イタリアが無性に羨ましくもなるけれど、
    それでも、オランダのことが大好きです。

    オランダに来れてよかったと、本当にそう思っています。



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    kanonさん

    素敵な文章を御紹介いただき、ありがとうございます!

    温かい涙がいっぱいこぼれました。
    そして、なんだか心強くもなりました。

    イタリアに行くつもりで気が付いたらオランダを旅していた・・・のはひとりじゃない。

    なんだか、kanonさんや、ブログに来てくださっている方や、こっそりおじゃましているブログの書き手の方たちと、ガイドブック片手に旅をしている気持ちになれたのです。

    一人で迷っていたときは、本当にパニックでした。

    今も、嵐と嵐の間にすぎないかも・・・。

    もうずっとずっとイタリアで陽気に楽しい経験をしている周囲のお母さんたちがうらやましくて、うらやましくて。
    「何の罰ゲームだ!?」なんてうらめしくて。

    でも、今はなんだかオランダが気に入っている私です。
    オランダに来させてくれた息子たちに少しですが感謝したい気持ちもあります。

    そのことに改めて気づかせていただきました。
    心から感謝しています。

    みずきさんへ

    みずきさん、こんにちは。

    私も、この文章に触れるたびに泣けてきます。
    こんなに私の気持ちを分かってくれる人がいる、という気持ちなのかな。

    この文章を紹介してくれたブロ友さん、アリッサム。さんが、
    一番つらかったのは、イタリアのガイドブックを持ってオランダをうろうろしてた頃だとおっしゃってます。
    本当にそうです。私もそうでした。
    そうか、オランダなんだと思ってからは、
    どんどんオランダのよさが見えてきて、イタリアよりも好きかも、なんてね。

    みんな一緒なんですね。
    オランダを知ってる人たちは、みんな胸を張ってオランダが好きだと言います。

    ありがとうございます。

    ご紹介いただきありがとうございます。

    私も何度読んでも胸が熱くなります。
    行き先は違ってしまったけど、オランダは決して恐ろしいところではないんですよね。

    それにイタリアからオランダに旅行先が変わったのは私だけじゃないんだ…って。

    このまえダウン症の書家の金澤翔子さんのお母さまの講演を聞きました。
    我が子を泣きながら育ててしまった、今はとても後悔しているとおっしゃっていました。

    笑顔で、我が子とオランダを旅できたらいいですよね。


    初めまして。

    私は今、まさにCAさんから、「オランダに着いた」と言われたばかりです。
    「もしかして、行き先が違うのでは?」
    とは思っていました。
    まだまだ、イタリアへの思いが断ち切れません。
    オランダは悪いところではないのでしょうか‥?

    アリッサム。さんへ

    > 我が子を泣きながら育ててしまった、

    これもまたなんという深い言葉でしょうか。
    それでも翔子さんは、生き生きと日々を送っていらっしゃいますよね。
    あの作品の息吹きからありありと伝わってきます。

    今でもまだ、イタリアを楽しむ面々がうらめしかったり。
    そんな鬼が時々心の中にひょこっと顔を出すんですよ。

    だけど、オランダが好きになったのもまぎれもない事実です。
    いつもオランダには、いつも教わることだらけです。
    オランダの良さを知らない人たちはすごく損してるよ。
    そんな気分です。

    教えていただいて本当に感謝しています。



    ひまわりさんへ

    ひまわりさん、はじめまして。

    私にも「もしかして?」の時期がありました。
    今思うと、一番つらかった頃です。
    「もしかして?」の気持ちの裏で、
    ずっと「イタリアなんだから、こうなるはず。」の気持ちがはびこってましたから。

    イタリアにあってオランダにないものがあることも事実です。
    だけど同じようにオランダにあってイタリアにないものがあります。
    どっちが良くてどっちが悪いということはないのだと思うんです。

    オランダはいいところですよ。
    心がまっすぐピュアな彼らに、
    私、随分といろんなことを教わってきました。

    思いもかけずオランダに連れてこられたお母さんたち、
    私の知る人は皆、オランダが大好きだと胸を張って言います。
    オランダに教わることだらけです。

    イタリアへの断ち切れない思いは断ち切れないままで当然だと思います。
    私自身がそうでしたし、今もそうです。
    だけどまずは、オランダに足を踏み入れることに腹くくってみませんか。
    とたんに見えてくる景色があるかもしれません。

    オランダはとても素敵な場所です。
    私は、長男にオランダを教えてもらって本当に感謝しています。

    オランダへようこそ!

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    鍵コメKさんへ

    Kさん。

    それはつらい思いをされましたね。
    だけど、ほんの少しだけ力になれたのなら、嬉しいです。
    人の出会いがあるからこそ、ですね。

    前向いていきましょう。
    オランダの良さを知る者同士。
    ご一緒しましょう。


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