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    2017-10

    『デコボコを愛せよ』  - 2013.06.03 Mon

    少し前のことになりますが…。

    5月14日付朝日新聞に掲載されていたインタビュー記事。
    『デコボコを愛せよ』

    タイトルだけで惹かれます

    インタビューを受けているのは、
    東京大学先端科学技術研究センター教授の中邑賢龍氏です。

    「特別支援教育ができて、発達障害の名前が知れ渡ったことで、
     ちょっと異質だと、何でも診断、診断です。
     でも診断で何が変わるでしょう。」

    中邑先生がまず投じた一石。

    「計算を速く、漢字をきれいに。
     オールマイティーにまんべんなく勉強できることが
     教育では重視されているし、社会もそれを求めている。
     しかし、計算の速さが何に結びつくでしょうか?
     今の日本に必要なのは特別支援教育じゃなく、
     初頭中等教育の改革だと思います。」

    例えば、iPadの活用。

    文章を目で追うと言葉が頭に入らない『ディスレクシア』の子なら
    音声読み上げソフトを。

    文字は読めるのに手で書くのが苦手な『書字障害』の子なら
    キーボードで打ち込んだり、デジカメで黒板を撮影したり。

    勉強するために支障となっている部分を
    機器で補うことができれば…。

    補うことが普通になれば…。

    そういう子は少なくないはず、と思います。
    長男くんだって、
    あの時、板書を写せないことを理解してもらえるだけで、
    その後の高校生活は随分と違うものになっただろうから。

    理科的知識も豊富で、
    地理も歴史の年号も知っているのに、
    入口の問題文が読めなくてつまずいている子たちの存在。 

    『読み書きそろばんは誰もができて当たり前』
    そんな先入観のせいで、
    スタートラインに立つことを許されない子たちの存在。

    気付いてほしいです

    中邑先生の話は、こう続いていきました。
    「どの教科もオールマイティーにできる人間を選抜する大学に、
     多様性は生まれません。」

    「ロボットと一緒に学び生活する時代は確実に近づいている。
     そんな時代に、鉛筆で字が書けないことが
     何の壁になるんでしょう。」

    「イノベーションを起こすのは空気が読めない人間なんだから、
     空気が読めない特性を大事にしておかなきゃいけないんです。
     この社会のみんなが空気を読めたら、変革は起きない。」

    よくぞ言ってくれました

    変革。
    とがった部分を削り、凹んだ部分を埋める教育からの脱却。

    切に、切に願います。



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    ● COMMENT ●

    ももんがままさんへ

    ももんがままさん、拍手コメントありがとうございます♪

    そうなんです。何を目標にすればいいのか。そこが今の学校教育はずれていると思います。
    記事には、こうもありました。
    「国語では、『紙の教科書でもiPadの中の教科書でもいいから、黙読してそこに書かれている作者の思いを考えて』という授業を、僕らはしてほしいわけです。」

    その作品から何を汲み取るか、それがメインであるべきなんじゃないかって、私も思います。
    「読み書きそろばん」は別の項目。
    読み書きが苦手でも、国語が得意な子がいるはずなのに、
    計算が苦手でも、数学的論法への理解が得意な子がいるはずなのに、
    今の形だとその子たちが才能を伸ばすきっかけがないんですよね。
    そこを気付いてもらえたら、と強く思います。
    大学になったら、だいぶその理想に近づく教育形態かとも思いますが、
    現状では、大学にたどりつくまでに心が潰れてしまう子たちがあまりに多いように思うので。

    課題は山積ですね…。


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