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    2017-10

    『発達障害と呼ばないで』・その2 - 2012.09.18 Tue

    前回に引き続き、こちらの本のお話を…。

    発達障害と呼ばないで (幻冬舎新書)発達障害と呼ばないで (幻冬舎新書)
    (2012/07/28)
    岡田 尊司

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    社会は、多数派の人のあり方を基準に作られています。
    いわゆる定型発達の子たちは、常に多数派です。

    発達障害の診断のひとつの目安
    言語性IQと動作性IQの差で一定以上の差があること、という基準。

    だけど、本来人間の能力はばらつきがあるもの。
    凸凹のない人間はいません。
    その差に個人差があるだけです。

    「定型発達」と呼ばれる平均的な発達を基準として考えるのではなく、
    特性の異なるタイプとして、
    それぞれのタイプの持ち味を基準にして考えることが必要。
    その立場から、
    「定型発達」に対して「非定型発達」という言い方が
    この本の後半で提唱されています。

    「非定型発達」は、情報処理の特性が異なるタイプとも言え、
    視覚空間型視覚言語型の2パターンに分かれるようです。
    いわゆる「定型発達」にダントツ多いのは聴覚言語型

    聴覚言語型は、
    社会的な能力に長けていて、聞き取りや会話言語の処理に優れたタイプ。

    視覚言語型は、
    会話のやり取りは苦手でも、
    難解な言葉を用いた文章を読んだり書いたりは得意。
    人と遊んだり体を動かすことよりも、本を読んだり頭の中で考えるのが好き。

    視覚空間型は、
    ボールや体の動きとか、空間の位置や事物の形態といった
    視覚空間情報を素早く処理できるので、
    迅速で直感的な反応を必要とする運動やモノ作りがとても得意。

    勉強する場合もタイプそれぞれです。
    聴覚言語型は、自分で本を読むよりも人の説明を聞いた方が頭に入りやすく、
    視覚言語型は、自分で本を読んで独学した方が能率よく身につく傾向が。
    視覚空間型は、一番大変。
    話を聞いたり本を読むだけでは頭に入りにくく、
    実際に体や手を動かさないと身につきにくいのだそう。

    学校で一般的に行われる講義形式の授業は、
    まさに聴覚言語型の子を基準にしたものです。
    ペーパーテストが中心の教育は、視覚言語型の子にとって有利な面も。

    一番割をくってるのは視覚空間型の子ども達です。
    自分の最も理解しやすい方法を取れば、
    実際に体の動きを必要としたりするので、
    ふざけてるとみなされてしまったりするのですから。

    随分前に知ってた子のことを思い出しました。
    その子は、算数の足し算をする時に、
    鼻の頭を指で1、2、3、と触らないと計算ができない子でした。
    そのそぶりが何ともかわいらしくて…。

    あの子は、視覚空間型のタイプだったのかもしれません。
    と、今になって思います。

    長男くんは多分、視覚言語型です。

    本の最後には、タイプ別に
    非定型発達の子どもを伸ばすコツもまとめられていました。

    子どもの個性に応じた対応。
    当たり前のようなのに当たり前にならないこと。
    実現したら、とっても素敵です。



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    ● COMMENT ●

    ストンと腑に落ちたような気がします。

    素晴らしい本をご紹介いただき、本当にありがとうございます。

    我が家の長男は・・・「聴覚言語型」でないのだけは確かなようです。

    しっかり読ませていただこうと思います。

    また、関わっている教師の卵たちにも勧めたいと思います!

    これからの日本、少子化で少ない人口の中、人材をいかに生かすかも重要な視点だと思います。

    今の一般の公立学校の教育の狭い視野では、聴覚言語型の子しか伸ばせないとしたら、子どもたちが不幸なことはもちろん、社会としても大きな損失なのではないかと最近よく考えます。

    「活かされない」どころか、うちひしがれて二次障害で辛い思いをしながら生きていく子が多いなんて、大きな間違いを犯し続けていることに空恐ろしくさえあります。

    学校を卒業してから、生き生きと自分の輝ける場を見つけられた人は幸いです。
    (卒業生にはそんな子が多くいます。役者になったり、音楽方面に進んだりした子が多いです)

    人にはこういう様々なタイプがあって、それは「障害」ということではなく「得意・不得意」の違いなのだ。
    それぞれに向いた仕事や学び方があるのだ、ということを親や子どもが小さな頃から知っていれば・・・多くの不幸は防げるのではないかとも思いました。

    あ、また過集中気味です。
    ちょっと頭冷やしますね(笑)

    みずきさんへ

    > 人にはこういう様々なタイプがあって、それは「障害」ということではなく「得意・不得意」の違いなのだ。
    > それぞれに向いた仕事や学び方があるのだ、ということを親や子どもが小さな頃から知っていれば・・・多くの不幸は防げるのではないかとも思いました。

    本当にその通りだと思います。
    困ってるから障害という捉え方になってるだけ。
    彼らを困らせている社会が間違ってるんだと、親バカ全開で思ったりもしています。

    ぜひ読んでみてください。私もとても参考になりました。


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