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    2017-03

    『デコボコを愛せよ』  - 2013.06.03 Mon

    少し前のことになりますが…。

    5月14日付朝日新聞に掲載されていたインタビュー記事。
    『デコボコを愛せよ』

    タイトルだけで惹かれます

    インタビューを受けているのは、
    東京大学先端科学技術研究センター教授の中邑賢龍氏です。

    「特別支援教育ができて、発達障害の名前が知れ渡ったことで、
     ちょっと異質だと、何でも診断、診断です。
     でも診断で何が変わるでしょう。」

    中邑先生がまず投じた一石。

    「計算を速く、漢字をきれいに。
     オールマイティーにまんべんなく勉強できることが
     教育では重視されているし、社会もそれを求めている。
     しかし、計算の速さが何に結びつくでしょうか?
     今の日本に必要なのは特別支援教育じゃなく、
     初頭中等教育の改革だと思います。」

    例えば、iPadの活用。

    文章を目で追うと言葉が頭に入らない『ディスレクシア』の子なら
    音声読み上げソフトを。

    文字は読めるのに手で書くのが苦手な『書字障害』の子なら
    キーボードで打ち込んだり、デジカメで黒板を撮影したり。

    勉強するために支障となっている部分を
    機器で補うことができれば…。

    補うことが普通になれば…。

    そういう子は少なくないはず、と思います。
    長男くんだって、
    あの時、板書を写せないことを理解してもらえるだけで、
    その後の高校生活は随分と違うものになっただろうから。

    理科的知識も豊富で、
    地理も歴史の年号も知っているのに、
    入口の問題文が読めなくてつまずいている子たちの存在。 

    『読み書きそろばんは誰もができて当たり前』
    そんな先入観のせいで、
    スタートラインに立つことを許されない子たちの存在。

    気付いてほしいです

    中邑先生の話は、こう続いていきました。
    「どの教科もオールマイティーにできる人間を選抜する大学に、
     多様性は生まれません。」

    「ロボットと一緒に学び生活する時代は確実に近づいている。
     そんな時代に、鉛筆で字が書けないことが
     何の壁になるんでしょう。」

    「イノベーションを起こすのは空気が読めない人間なんだから、
     空気が読めない特性を大事にしておかなきゃいけないんです。
     この社会のみんなが空気を読めたら、変革は起きない。」

    よくぞ言ってくれました

    変革。
    とがった部分を削り、凹んだ部分を埋める教育からの脱却。

    切に、切に願います。



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    「さとり世代」と言うけれど - 2013.05.04 Sat

    休日です。

    部活組は部活へと。
    二男くんも以前の生活に戻ったので、日中は静かなもん。

    さっき、テレビで『さとり世代』についての特集をやっていました。
    たまたまリビングに居合わせた長男くん。
    「さとり世代って、どのくらいから?」

    まさにあなたたちじゃない(笑)

    「さとり世代はブランド志向がない。」
    「それは、バブルの時代の方がおかしかったんじゃない?」

    確かに

    「さとり世代は上昇志向・向上心がない。」
    「確かに、金持ちになりたいとかはないけどね。」

    それは私もなかった。
    バブル世代ですが…

    「さとり世代は夢を持たない。」
    「それは絶対ない!」

    そうだね、見ていて分かる。
    今の長男くん。
    将来なりたい何かを見つけて、結構頑張ってる。

    結構、努力もしてるよ。

    おお 断言しちゃった

    そうなんだよね。
    『世代』とひとくくりする論法は、やっぱり現実とそぐわない。
    人それぞれの顔がありますもん。

    今も昔も。

    “夢”を持たない若者が増えたとしたら、
    それは、どっちが悪いんだろう。
    “夢”を持てない若者と、
    “夢”を持てないような社会を作ってきた大人と。

    心に描く“夢”があっても、
    その“夢”が大人の勝手な尺度で“夢”とみなされない。
    もしかしたら、そういうことかもしれなしし。

    だいたい、夢や願望は
    若者だけの特権ってわけでもないしね

    今の私の、とりあえずにひそかな願望は…。
    凸凹の大小なんかで居心地が左右されない学校、かな。
    それに気づかせてくれた長男くんにも感謝

    憲法談義に子ども談義に。
    テレビや新聞では特集がさかんのGW。

    それを横目に、
    つらつらとそんなことを思いながらの休日です。


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    入学式にて・・大学の支援事情~その3 - 2013.04.02 Tue

    今日はとうとう長男くんの入学式。

    入学式後にカウンセラーの先生と面談が入ってるので、
    私にとってのメインはそっち。
    おまけのつもりで入学式にも参加してきました。

    大学生の入学式。
    保護者が付いていくというのも恥ずかしいんでない?
    そんな気持ちでいたら…。

    会場に行ってびっくり
    わんさかいましたよ。お父さんもわんさか。

    時代ですねえ。
    人目を忍ぶような気持ちで向かったのだけど、私。

    入学式後、あらかじめ待ち合わせしていた長男くんとも無事遭遇。
    今度は大学の常勤カウンセラーの先生との面談です。

    いろいろとお話しました。
    で、長男くんにとってあったらいいと思う『配慮』。
    話し合った結果、とりあえずこんな形に。

    ・板書をなるべく消さないで残してもらう。
    ・提出物、課題などは口頭で伝えるだけじゃなく、
     目からの情報で確認できるように板書やプリントを活用する。
    ・話の内容は、なるべく主語動詞などの省略なく完全な形の文章で伝える。
    ・同じことを何度も聞いてきても、対応してほしい。

    本人の気持ちが第一なのが大前提として、
    まず決めなきゃいけなかったことは、
    発達障害を持つ学生として、特別に具体的な対応を求めるかどうか。

    困ったとき、困りそうなときに学生相談室に行って、
    相談したり知恵を借りたりするまでのことならば、
    それは、特別な扱いということでもなく、誰でもOK

    さらに進んだ『配慮』を求めるため、
    各教科の担当教官の先生方に、発達障害を持つ学生であることを伝え、
    具体的な要望事項をあらかじめ伝えておく、というわけです。

    それをどうするか、まず聞かれました。

    配慮をお願いするデメリットして挙げられたのは、
    「担当教官に発達障害であることを知られること」

    そんなこと
    善意を悪意と誤解されることに比べたら、全然取るに足らない。

    長男くんは決めました。
    「お願いします。」
    その場合手続き上必要となる診断書も提出。

    まずは、とっかかりとして今日訪れた学生相談室。
    行ってよかったです。

    長男くんはもう、
    気負うことなく学生相談室に行くことができる気がします。
    それだけで、かなりの収穫です

    まずまずのスタートを切れた気がする、今日の入学式。

    C360_2013-04-02-10-03-01.jpg
    初スーツ。お役目ご苦労


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    3/28付朝日新聞の記事 - 2013.03.28 Thu

    今日の朝日新聞で、
    アスペルガー症候群に関する記事が載っていました。
     
    『通わぬ心 結婚17年目の診断』

    アスペルガーの夫持つ妻語る とあります。
    診断後、共に生きることを決めた夫婦と、
    別々の人生となった夫婦、2例が紹介されていました。

    どちらも共通していたのは、意志疎通ができないという壁。

    片方は、筆談を取り入れるなど
    コミュニケーション手段を工夫して、
    自分たちなりの“幸せの形”を模索していました。

    片方は、心が通わなかった原因が分かって楽になったとしながらも、
    夫に対する違和感はぬぐえないままでした。

    アスペルガー症候群という言葉に出会い、
    「半信半疑でブログや掲示板を見ると、
     そこには自分が書いたのかと錯覚するような描写が並んでた。」

    その感覚、すごく分かります。

    長男くんのことを調べ出した時、
    私自身がまさに同じ感覚でしたから。

    ネットでたどりつくどのサイトに行っても、
    そこに長男くんがいました。

    親子の場合、
    特に母と子の場合、
    何がどうであれその子はその子、
    そんなふうに、あるがままを受け入れることが多分、
    時間が多少かかったとしても、他の人よりは上手。

    多分、理屈じゃなく本能。

    だけど、夫婦は…。

    夫婦は他人であるところから始まるから、
    きっとずっと難しいのでしょう。

    一方で、ある成人のアスペルガー症候群専門外来では、
    訪れる人のうち、アスペルガーと診断されるのは、
    初診全体の2割ほどだそうです。

    うつ病だったり統合失調症などの別の病気だったり、
    夫婦間にコミュニケーションがないだけだったり。

    ここまで読んで思いました。
    だけど、診断が下されなかった8割の人だって、
    長いこと困難、苦手を抱えてきたんだよなって。

    それを自覚するしないはともかくとして。

    アスペルガー症候群のことが記事になり、
    少しずつ認知されていっていることが、
    まず嬉しかった今日の記事ではあります。

    だけど、やはりいろいろ考えさせられました。

    長男くんの将来に、
    恋愛、結婚をイメージしにくい、どうもまだしっくりこない、
    そんな現実のこともあります。

    宿題を出された気がしています。


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    大学の支援事情~その2 - 2013.03.18 Mon

    今日、突然入った見知らぬ番号からの電話

    出ると、長男くんの進学先の大学からでした。
    正確には、そこの学生相談室のカウンセラーの先生から。

    先日記事にした就学支援希望の申立てを受けてのものでした。
    (記事についてはこちら

    具体的に、どのような支援を実現していくか、
    長男くんのこれまでやこれからについて、
    情報交換の意味で、一度本人も交えて話をしたいとのこと。

    手放しで嬉しかったというのが、本当の気持ち。

    求めたいのは特別扱いじゃありません。
    そこをよく勘違いされるんだけど…

    たとえば課題を免除してもらいたいとか、
    単位をおまけしてほしいとか、
    全然そんなことじゃない。
    そんなことされたら、意味がありませんから。

    情報をつかむスキルにハンディがある以上、
    ハンディがない場合と同じレベルの情報を受けられるように、
    そのための配慮を希望しているだけです。

    大学が決まって、
    支援申立ての手段を準備されてることにまず喜んで、
    さて、じゃあ具体的にはどうするんだって思っていたら、
    「会って話を聞かせて下さい」と向こうから言ってきた

    感動

    いや、大げさじゃなく。
    本気で感動

    実際に大学生活が始まったら、
    どうやって求めたらいいか分からなかった支援の手を、
    先方から差し伸べてもらったわけで。

    長男くん自身、
    入学したらまず、学生相談室に行ってみようとは思ってたよう。
    これは、先日読むように渡した本の効果です(『大学生の発達障害』)。

    そんな嬉しい変化を長男くんの中に見たから、
    しばし様子見のつもりでいたんです。
    4年で卒業しなくたって、という覚悟で。

    そこへ来て、なんとも嬉しい展開
    とってもとっても、とっても今喜んでます

    お電話での話では、
    支援内容によっては診断書が必要ということで、
    事前に用意しておくことを約束して、電話を切りました。

    履修計画の援助については、
    具体的な手助けは別の部署が担当していて、
    学生相談室からそこに依頼して行ってもらうことになるという話。

    何やらシステマチックです。
    もしかしたら、“規則”ある中の不自由さもあったりするのかな。

    まあ、今から気をもんでもしょうがないので。

    面談は入学式終了後にお願いしました。
    入学式、行くものなのかどうなのか、
    実はずっと悩んでたんですが、これで行く理由ができました。

    勇んで行ってきます

    あ、その前に、長男くんには大きなことが待ち受けています。
    バイトデビュー

    本人も私も、かなりドキドキ


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